第587話「本命になれない太田」
「大田さん、もう程々になさった方がいいですよ。」
「うい〜?ばーろー、これが飲まずにいられますかってぇの。」

ガラッ。
「へい、いらっしゃい!」
「あれぇ?ありゃりゃん、こりゃりゃん、加藤と山本でないのぉー。二人お揃いだと、こりゃーまた一段とカッコイイさねー。エビの名前の航空隊なんて辞めてさー、ジャーニーズだっけか?あれ、どーよ?・・・え?よせよ?これがまた、サラリと言うぢゃんか、照れもせず。ええ?さぶちゃんってば、ニクイ!この、ニクイ!おう?山本、笑ってんぢゃねーぞ。お前なんかオレよりもっと脇のくせによお、なあんでオレよりモテんのよ?・・・・え?ダンナにしたい人?おれぇ?・・・あっ、それってあれでっしょー、イイヒトってやつー?結婚したらいいダンナさんになりそうネ、でも私・・ってやつー??簡単に言うと安全パイってやつでっしょー?あんだよ、オレはパイはパイでも食えるパイがいいよなーっ。なあ、おやぢぃー、うなぎパイ出してくれよおー、うなぎパイ!くっそー、なんでこれが夜のお菓子なんだよぉー。説明しろよおー、おやぢぃ。レポート提出しろよー、ったくよおー。」
2001年07月20日(金) 19時40分53秒 公開
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■作者からのメッセージ
文庫より。「卒業」の鯛さん作の太田シリーズ。鯛さん、お元気ですか^^(コメントBY長田)

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