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敵襲

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「了解、面舵80度、宜候。 最大戦速即時待機。山崎機関長、エネルギー増幅願います!」
「了解、エネルギー増幅。機関室、太助、そっちは行けるか?」
「機関長、任せてください!みんな準備できてます!!」
「こちらタイガーリーダー。変針後、一分で全機発進終了します。」
「波動カートリッジ弾、全主砲装填完了。既に測的は完了。副砲、コスモ三式弾装填完了。パルスレーザー砲、自動追尾セットオン。対空火器管制レーダー作動、異常なし」 
「近距離レーダー、戦闘モードニ移行完了シマシタ。敵味方識別装置、正常ニ作動シテイマス」
瞬く間に全艦が戦闘態勢に移行した。それを確認し、指揮官として満足している俺がいた。乗組員は望みうる最高の錬度に達している、これがヤマトだ 
「コスモタイガー隊、発進!」 
艦底の発進口から次々とコスモタイガーが飛び出してゆく。かっきり一分で彼らはヤマトの上方で編隊を組んだ。加藤から報告が入る。
「こちらタイガーリーダー。迎撃準備よし!いつでも行けます!」
「タイガーリーダー、以後の戦闘管制はアナライザーの指揮に従え。島、最大戦速、突撃開始だ!」

波動エンジンが雄叫びをあげ、艦尾のノズルからタキオン粒子の炎が鮮やかに煌く。宇宙戦艦ヤマトは最大戦速で突進を開始した。彼女が再び修羅となる時が来たのだ。


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作者: 戦舟
投稿日:2011年01月09日(日) 03時46分34秒
BYTE数:4 KB (2130字)

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