結局、ふぐ子のいいなりになる形で河豚料理店へいくことになる。しかも、ふぐ子の知り合いのOL二名をあわせ、合計3名だという。ふぐ子は、わしが、「げ」と息を呑んで絶句している間に「今度、わたしのルートでフグよ〜♪」と仲間に電話をかけまくる。「ルートって、君(汗)」・・・わしは、か細くツッコムのだった。

 OL3人といっても、喜べるメンツではない。ふぐ子を含め、酒に強く、遊び好きなメンバーで、このままでは、わしは心身及び金銭的に壊滅するであろう!!ただ、そのうちのひとりはそこそこかわいいので、わしはちょっとだけ期待(汗)していた。何を?

 そもそも・・・OL3名を一人ではおごれんし、このメンツでは「いぢめられる」との読みもあった。そこで、わしは、ひとつ策を弄した。それは、上司「そうかね部長」と部下のウインダム○田を巻き込み…もとい誘って戦場に向かうことであった。なに?そうかね部長って何って?解説しよう。彼はわしの無能な上司であり、記憶力がファミコンなみなのである。何を説明しても「そうかね〜、なんだったかね〜」が口癖なことから、わしは、彼のことを「そうかね部長」と呼んでいるのである。案の上、きゃつは、OL3人とウハウハふぐコンパという切り口で攻めるとすんなりついてきた。そう。こいつは金づるである。そして、ウインダム。そうかね部長が悪酔いして「二次会行こう!」とわけのわからんことをいいだしたときに、こいつをそうかね部長にぶつけて、わしはOL3人のうちきれいなおねいちゅわんを連れて脱出するのだ。
 「完璧や」

 わしはつぶやいた。横にいるウインダムが何も知らずにわしに、寄りついてくる。「長田課長(本名だとややこしいので、こういう設定でいかせてもらいます)、コンパにさそってもらってありがとうございます!一生ついていきますよ!!」

 わしは、「ついてこんでもええで(汗)」と心の中で思いつつ、「いや、もうすぐ、この職場ともお別れやから、君にも恩返しせなあかんしな〜」と愛想たっぷりに返す。ウインダムは、「でも、そうかね部長、財布の方は大丈夫なんでしょうね(汗)」と不安げに尋ねて来る。

 「うーむ」

 一瞬、わしの胸に不安がよぎった。しかし、いくら記憶力がファミコンなみでも、財布は大丈夫だろう。わしは、こう返した。「もし、部長の財布がカラケツの場合は・・・」

 ぐっと息を呑んでわしの顔を伺うウインダム。なんて乗りやすいやつなんや、こいつは(汗)

「わしがカードでも切るさ。部長に対するわしの部下としての忠誠心が最後の武器や。もっとも、君にはかなわんけどな」

 どっかできいたようなセリフだ。

 夜は迫る。OLおねいちゅわん3人組を迎撃する決戦は間近だった。

 もうちょっとだけ話を進めるのでそこのおねいちゅわんのおケツをクリック!!