カラオケが出来る場所といえば、カラオケルームを思いつくのは若い人の発想で、そうかね部長の発想では「スナック」、誰が何といおうと「スナック」である。我々は、息を吹き返したそうかね部長の「なじみの店」に向かって歩を進める。
え?
また、ふぐやまでの道のりと同じオチだと?
うーむ、その発想も捨てがたいが、2回同じ手では諸君も笑ってくれないだろう。
そうかね部長の後をついていきながら、わしらは、ちょっと路地奥の寂れたスナックの前に立つのだった。実は、わしはちょっと嫌な予感もしていた(旧ヤマばか日誌「必死の逃亡!!そうかね部長と亀吉」を覚えてる人は思い出そう)。しかし、わしが不安視していたスナックではない、別の店だった。
「ここだよ〜ん」
部長は言った。だよ〜ん、はやめんかいっ!!
うれしそうに振り返るそうかね部長。
我々の眼前には、どう考えても流行っていない店のドアがぼんやりと夜の闇にくすんでいた。
そして、そうかね部長が、先陣を切って、スナックのドアを開けたとき・・・!!