「え?」

 う、こ、こいつは(汗)

 わしは、ボウコウのうねりを感じ始めていた。

 おしっこがしたい。

 排泄欲は人類の基本欲の一つであることは今更、諸君に説明するまでもないであろう。

 わしは、ふぐえの絶唱に合わせるように、

 「おしっこしたいんです、助けてください!!」

 と、哀願するのだった。

 ふぐみが、びっくりした表情で、わしをみた。が、そんなことはどうでもよくなっていた。おしっこをしない限り、わしに未来はやって来ないのだ。

 老婆は、微笑した。

 今度こそ、分かってくれたに違いない。

 さ、トイレの場所を教えてくれ〜。

 ユキの口が、わしの下半身の運命を担いつつ、開く!!