デスラー

PICTURE BY じゅう

デスラーとは「死と太陽」を意味する。大マゼラン星雲の人類は、天銀河への移住計画を「死の先の再生」を託して「デスラー計画」の名を冠した。移住の完遂すなわち偉大なる死と太陽の歴史「デスラー暦」の完成であるという意味づけがなされた。

ザン・バザムが、ファウストロ宇宙の航海の末に、ガミラス帝国の最高権力者、即ちデスラー暦完成の最高責任者となって以後、「デスラー」は、彼の固有名詞的な用いられ方をするようになる。

元々は「適格者」たるサーシャ・タニア、あるいはその代替として「神」が選んだスターシャ・ラ・スターシャがその座に就く予定だった。

西暦2199年に天銀河から発進してきた宇宙戦艦ヤマトの侵攻を受け、ガミラス星を失うも、西暦2202年には天銀河中心部にガルマン・ガミラス帝国を構築し、ボラー連邦と銀河を二分する大帝国を実現する。

なお、ゴドム帝国の将官服を正装としているが、これは、象徴的なゴドムの礼服を着用することによりファウストロ宇宙人類によるガミラス支配をアピールするためだといわれている。だが、真実はファウストロ宇宙の旅で出会ったゴドム先遣艦隊司令官ミカエルの「志」を背負うためである。


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