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銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー トピック削除
投稿日 2002/07/22 (月) 21:12 投稿者 ゴーシ

劇場版「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」の続編的な作品。
(あらすじ)地球は、新政府のもと表面上は平和に繁栄していた。しかし、地上の繁栄は地下に住む人々の体熱すらも奪い取るような無慈悲なエネルギー制作に支えられていたのである。(中略)鉄郎も、今や改革に反対する危険分子として地下牢に監禁されていた。
ある日、そんな鉄郎の耳にあの懐かしい汽笛の音色が響いた。「時間は夢を裏切らない。そう信じていたんだ」。地下牢を脱走した鉄郎は懐かしいメーテルと再会し、999に乗り込んだ。目的地はアルテメータ星系にある[光の大星雲エターナル]。
(公式サイトより抜粋)
 

 

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ブルーレイで再鑑賞 削除
投稿日 2009/09/23 (水) 21:08 投稿者 長田亀吉

リアルタイム時には「続きが作られる」と信じてたのでそんなに悪い評価はしていなかったが、結果的に映画一本としては消化不良だし、意図不明の作品になってしまった。
映画シリーズともTVシリーズとも原作ともきちんと繋がっていない。
また、私自身もCGを趣味で描く人間なので、CGのことを悪く言いたくは無いが、この映画の999のCGは確かに軽い。これは映画館で見たときもDVDで観たときも気づかずに、ブルーレイで観て初めて感じた。当時から指摘する人も多かったことを考えると私の視力に問題があったのかもしれない。
誤解を恐れずに云うとCGでも重量感を出すことは出来る。CGか手描きかと云う点は扱う筆の違いに過ぎない。あの動きで妥協した製作陣のセンスの問題である。そして、CGで絵を描く人間は機械が全部描いてくれるという他力本願な気持ちを捨てなければならない。リアルに見えない理由はソフトではなく己の感覚、特に日常を描写するときに何をどこまで見ているかという注意力に拠る。

 
 
1800円の責任投球回数 削除
投稿日 2002/08/17 (土) 22:26 投稿者 長田亀吉

フォローというわけではないんですが、僕の思うところを少々。
最初に断っておきますが、これは感じ方の話で、どれが正しいとか一般的だとかいうことじゃありません。
いかなる作品も観た人一人一人の胸の中でそれぞれに評価があるのが当たり前で、僕はこう思うから、皆さんはこう思いなさいというつもりはありません。

と、いうのはですね、僕の感じ方がかなり少数派に属するようだからということもあるんですが(笑)

正直に言うとこの作品に対しては、あまり良い評価を聞きません。「短い」「中途半端だ」という批判をよく目にします。
ただ、僕の中では、それなりに、感動した作品でもあるのです。
だから、僕はこの作品をして駄作だとは感じておりません。
良作だとすら思っています。短い、中途半端だとは思いますが、それは僕の場合は「もっとみたい」という気持ちの裏返しで、それだけ映像化された部分を評価しているということです。
まず、映画のコンセプトですが、鉄郎の旅が再び始まること、そして、その目的が最後の段階でより明確になります。未知なる敵の存在、そしてその犠牲となる娘の想いを途中に挿入するという流れがあります。原作のエピソードをこの時間内で再構成し、効果的に話を盛り上げているなあと感心しました。
そして、画面的にも、より若く、美しくなったメーテル、厚みのあるBGM、違和感の無いCG版999と新時代の息吹を充分に感じさせる内容だったと思います。

映画版999の前2作のように、2時間あまりの間にあらゆる決着が付くという形を期待していると、「をい」といいたくなるような内容ではありますが、999新シリーズの第1話から第3話を続けてみたらこうなるという感じでしょうか。

この映画にとって不幸なのは、前2作と同じ土俵にいきなり出されて勝負をしなければならなかったことです。
OVAの第1巻とか、TVシリーズの冒頭スペシャルとしてなら、また違った評価を受けていたかもしれません。
1800円とパンフレット代を払って、どれだけのものを見せるべきかということですね。
だから、この作品の出来不出来よりも、媒体がまずかったんじゃないか、という気がしております。

ちなみに僕の中の999観は、漫画の旧シリーズがマイベストです。オムニバスでいろいろな星に行くという構成は、場合によっては「何がテーマやねん」というつっこみはありますが、宇宙(この世)の多様性を見せるという大元の面白さを体現するものだと思います。出来れば、最終回をせずに、あのまま、水戸黄門やサザエさんみたいに、延々と同じ感じで続けて欲しかったです。
映画999の感想はこのコーナーに別記しましたので、気が向いた方は参照を願います。
ちなみに「さよなら999」は、よく出来た映画で、結構、感動して泣いたりもしたんですが、話の持っていき方がちと不自然というか強引な感じがしております。大好きな映画という前提でのコメントですが(^^)。
いつか、「さよなら999」も見直してちゃんとコメントしたいと思っています。

 
 
一本の映画と言い難い 削除
投稿日 2002/07/22 (月) 21:18 投稿者 ゴーシ

最初に申しますが、いい評価ではありません。御承知の上でどうぞ。

DVDで鑑賞しました。上映時間が1時間未満ということで、最初から不安を感じてはいたのですが…
酷評を承知で言うと「何を見せたいのか」がよく分からない作品です。本作の主題は、再び地球を制圧した勢力の強大さ、冷酷さなのか、鉄郎がひとときを過ごした惑星の少女の儚い恋心なのか、それとも誇りに殉じるメタノイドの騎士のかっこよさなのか。
どのモチーフもごく中途半端で、印象に残る前にそそくさと切り上げられてしまっており、予告編映像としてならともかく、一本の映画作品とは認められないほど内容がありません。脇役のクレアさん(復活)や新登場のカノンら脇役は言うに及ばず、自分の足で動いてこそ、の個性である鉄郎さえもほとんど動いていないのだから、お話にならないのです。
全体的に絵はきれいで、CGで描かれた999、それに蛍の淡い光が舞う光景は美しいし、999の危機に颯爽と現れるアルカディア号はかっこいい(但し、物語構成上は…)けれど、それらを含めても映画としては物足りないと言わざるを得ないでしょう。いろいろな意味で、あまりにももったいない作品です。

壮大な世界観は、ナレーションで謳うだけでは十分でなく、観客の生理に訴える形で、地道に築き上げられねばならないー 最近の松本零士作品は、そのことを忘れているのではないでしょうか。

 
 
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