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ローレライ トピック削除
投稿日 2005/04/30 (土) 02:14 投稿者 長田亀吉

ローレライ スタンダード・エディション 製作年度 2005年
製作国・地域 日本
上映時間 128分
監督 樋口真嗣
製作総指揮 島谷能成 、関一由 、千草宗一郎 、大月俊倫
原作 福井晴敏
脚本 鈴木智
音楽 佐藤直紀
出演もしくは声の出演 役所広司 、妻夫木聡 、柳葉敏郎 、香椎由宇 、石黒賢

福井晴敏の「終戦のローレライ」を『踊る大捜査線』シリーズなどのヒットメーカー・亀山千広が映画化したエンターテイメント超大作。ローレライ艦長に役所広司、物語の鍵を握る少女に新進女優の香椎由宇、彼女と運命をともにする折笠に妻夫木聡。

ストーリー: 1945年8月、広島へ原爆が投下された直後の日本。“鋼鉄の魔女”と呼ばれた潜水艦が、最終兵器“ローレライ”を搭載して、ある任務のために港を出発した……。
 

 

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アニメか漫画の方がよかったのでは 削除
投稿日 2005/11/12 (土) 12:42 投稿者 gauche

ーと、観て思います。どうせ映像化するなら。
原作未読の立場でさえ、そう感じました。題材が内包する乾いた空気と、それを突破する爽快感をともに表現するには、その方がはるかに適切だったでしょう。ファンタジー作品だし。

敗戦直前の空気と、それを吸って生きている人々を創り出すことに、明らかに失敗しています(最初から意図さえしていなかった、のかもしれない)。誰であれ常に死にぶつかっている、という重苦しい感覚が感じられない。
全く怖さのない爆雷攻撃や、当時有り得ない海中での3次元戦闘には目をつぶれても、この点だけは駄目でした。

役者さんに軍服を着せ、それっぽい台詞を言わせ、雰囲気を出そうとすればするほど、どこまでも嘘っぽくなり「らしさ」から遠ざかっていく。
なぜそういうことになるのか説明できませんが、本作に起こったのはそういうことだと思っています。そしてこれは、生きた役者を動かさねばならぬ実写作品において顕著なことだと。



つまんない映画、というわけではありません。(台詞=脚本はどうあれ)役者さんたちは観ていてよかったし、艦長の存在感もさすがで、2時間ちゃんと観れる作品ではありました。けれどもそれは潜水艦もの、艦艇ものが好きというジャンルの力に与ってのことなんですね。
今一歩、でしょうか。それとも私が求めるものを履き違えた不良な客か、どちらかでしょう。


追記

>求めるものを履き違えた

と思う理由のひとつには、絶望的な音楽の趣味の合わなさがあります。
私個人の理想は「Uボート」のメロディなんですね、やっぱ。

 
 
良く出来ているがゆえに、どこか嫌悪感を 削除
投稿日 2005/04/30 (土) 02:18 投稿者 長田亀吉

起承転結が明確で充分に面白かったし、役所広司以下俳優陣の演技も良かったです。
パウラ役の若い女の子も熱演だと思うし、回天搭乗員の二人の男の子も良かった。
(ただし、石黒賢はこの映画に限って云うとあまり良くなかった。邦画特有の「映画なのに舞台の演技」をまんまもちこんでて違和感がありました。石黒さんとは関係ないけど…ちなみにたまたま最近TVで観たキャシャーンも全編そんな感じ(映画なのに舞台の演技)で「だめだこりゃ」と思いました^^;)
普通に見て普通に楽しめると思います。
潜水艦の戦闘アクションもケレンミたっぷりで見せてくれます。
「沈黙の艦隊」とかが映像化されたらこんな感じかも知れません。
ただ、楽しみながらもどこかひっかかりがありました。
それを感じたのは原爆のシーンを見てから。盛り上がる中盤、終盤を楽しみながらもどこか覚めた目が自分の中にありました。
なんていうんでしょう、「らしい」けどホンモノじゃないという感覚。
CGの多様もその一因ですが、シナリオももっともらしいけれど、つくりものの世界だなあと感じました。
「宇宙戦艦ヤマト」などというつくりものの極致といっていい作品を支持している人間がいうべきことではないかもしれませんが、どこか魂が入ってないというか、テクニックの産物のような映画に感じました。
「ヤマト」は話しそのものは荒唐無稽ですが、背景というか底流には、ホンモノの何かを感じることが出来ます。ローレライにはそれがない。
もちろん、そんなものなくってもいいんです。面白ければそれでいい。
しかし、こと本当の戦争を題材にして、つくりものの世界で遊んでしまっていいのか?商売のタネにしていいのか?という気はします。戦後、エンターテイメント性の高い戦争映画はもちろん星の数ほど存在してきましたが、戦争を経験していない世代がそれをつくってしまっていいのか、と思うのです。
そういう意味で良く出来ているけれど、いや、良く出来ているがゆえに、どこか嫌悪感を持ちながら劇場を出ました。

 
 
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