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ALWAYS 三丁目の夕日 トピック削除
投稿日 2006/06/11 (日) 00:55 投稿者 M19981-KOBE

ALWAYS 三丁目の夕日 昭和33年。東京の下町の自動車修理工場に、集団就職で青森からひとりの少女が就職してきた。六子は大きな会社を期待していたが、小さな工場でガッカリ。それに怒った社長の則文だが、やがて六子は則文の妻トモエや息子の一平らと仲良くなり、一家になじんでいく。一方、売れない作家の茶川は、飲み屋のおかみのヒロミから、親に捨てられた少年・淳之介を押しつけられ、一緒に生活することに。最初はけむたがっていたが、淳之介が自分が原作を書いている漫画のファンだと知り、次第に距離が縮まっていく。そんなとき、淳之介の本当の父親が現れ…。

<キャスト&スタッフ>
出演:吉岡秀隆 堤 真一 小雪
堀北真希 もたいまさこ・三浦友和(特別出演)・薬師丸ひろ子
須賀健太 小清水一揮/マギー 温水洋一 神戸 浩 飯田基祐 小木茂光/益岡 徹 小日向文世

原作:西岸良平「三丁目の夕日」(小学館 ビッグコミックオリジナル連載中)
監督・VFX:山崎 貴
脚本:山崎 貴、古沢良太
音楽:佐藤直紀
主題歌:D-51「ALWAYS」(PONY CANYON)
企画・制作プロダクション:ROBOT
製作:「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会
 

 

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人間の幸せとはなんだろう 削除
投稿日 2006/06/11 (日) 00:56 投稿者 長田亀吉

いい、いいと云われてるものを観るのは勇気が要る。
大抵は期待しすぎてそんなに感動できないからだ。
これは感動できる、という先入観を持ちすぎて映画を観るのはどうも良くない。
しかし、この映画に関して云うと、周囲の好評を素直に認められる良作だと思う。
映画として大上段に何かを声高に叫んでいる映画ではない。
描かれているのは、昭和の人々の生活の切り取りである。

小さな自動車修理工場を営む一家とそこに集団就職で住み込みで働くことになった少女の物語。
そして、親に捨てられた少年が貧乏作家の青年と心を通わせていく物語。
これら二つのメインストーリーを中心に映画は展開していく。
決して豊かではない、便利でもない時代だが、そこに登場する人々は互いの心を通わせ、温めあって人と人の絆を結んでいく。
演技陣の演技も素晴らしく、観ていて何箇所か私は泣かせてもらった。
特に修理工場の夫婦を演じる堤真一と薬師丸ひろ子の演技は自然でわざとらしさがなく、好感が持てた。
どちらも役者として鍛えてるなあと感じ入った。
情けない売れない作家役の吉岡秀隆も好演している。
特撮も頑張ってると思う。実に昭和の時代を巧みに再現していると思う。
その技術を見せ付けられる一方で、あの時代も特撮でないと再現できない時代になったんだなあと思ったりした。
総じて云うと、観ていて心が洗われる素晴らしい映画だったと思う。
ツッコミどころもないではないが、それは野暮なことなのでここでは触れない。
法律的な部分なのだが、それを正確に描写することに意味があるとも思えない。映画としてはあれで正解。

昭和も人の心は豊かだった・・・とは言い切れない。いつの世も貧富があり、心は荒みがちだ。この映画も実は、それをきっちりと描いている。だから、その中で精一杯生きようとする人々を描いている姿が印象的に心に残る。

人間の幸せとはなんだろう。お金を持っていること?便利なこと?

この映画を観て…少なくとも、平成の時代の不幸については思い当たる節がある。

ヤマトファンの皆さんには敢えてこういおうか。

人は時に・・・人と人の繋がり方を見失う。

これ以上の不幸は無い。

 
 
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