あまり評判が良くない。特に往年の旧作ファンに反感をかっていると聞く。
ちなみに僕自身、旧作シリーズをリアルタイムで観ていた往年のファンである。
だからというわけではないが、たまたま劇場公開時に見ることが出来ず、DVDで鑑賞した。
そんなに悪くない、というのが素直な感想だ。主演の松浦あやはじめ、竹内力、特別出演の斉藤由貴に至るまできちっとそれぞれの役割を果たしており、最初から最後までストレス無しに鑑賞できた。
旧作シリーズとの違いは、女子高生のスカートの丈が短くなったこと、ネットの世界が存在すること、そしていじめがエスカレートしていること。今作にしっかりと反映されており、懐かしさの中にも「今」のライブ感を感じさせた。
アクションも松浦あやが凄く頑張っていて、キレが良く、上質の殺陣を見せてもらった。ダンスが出来る人は殺陣もうまいということかもしれない。ワンカットごとの表情も素晴らしかった。
気になったところは、時間進行の演出が「24」まんまのように感じたことと、出来れば2代目、3代目もワンカットで全然関係ない役でいいから出て欲しかったということくらいである。
気軽に楽しめる良作である。