そうかね部長を介抱しつつ、店を撤退する。気を失っているおっさんの財布をあてにするわけにもいかず、わしが全額を支払うことに(泣)

 わしは、気絶した部長をおぶって店を出る。後のメンバーもついてくる。

 ウインダムが、謝ってくる。わしは、ウインダムの頭をこづいておしまいにする。

 ふぐ子は「このままじゃ、いや」という。ふぐみも「カラオケ行きましょうよ!!」といいだす。

 ウインダムが「あ、カラオケいいじゃないですか、行きましょうよぉ!!」と路上で叫ぶ。

 べムラ−ゼふぐえが「わたし、今日のために練習してきたんですう」とうっとりした目でわしを見つめる(汗)

 「こ、こいつら(汗)」

 これだけの大惨事のあとでも、カラオケ行こうというか、ふつう?

 しかも、人の財布アテにして(汗)

 第一、そうかね部長はどうする?

 わしは、言った。

 「君らなあ、部長がこないなってんのに、それは、ちょっとちゃうやろ!?」

 

 そのときである。

 背中で声がしたのは。

 「僕なら大丈夫だよ〜ん」

 そうかね部長は、酸っぱい息を吐きながら、わしの背中の上でおどけて見せた。

  「だよ〜ん」て、あんた・・・(汗)もう50近いやろ、ほんまに。

 

 「決まりね・・・」

 べムラ−ゼふぐえの瞳がきらりと光る。

 わしは、さらにいやな予感がしつつ、夜の街に立ち尽くした。

 って、いうか、ふぐ料理の勘定何とかしてくれよ、部長!と思った(涙)