言っておくが、わしはカラオケが嫌いである。
付き合いで唄うことはもちろんあるが、自分で行ったりはしない。
わしは、いやいやながら、カラオケ店へ進路をとった。それは、雰囲気に負けたからであり、わし自身の意思によるものではないことはきちんと釘をさしておきたい(誰に?)。
そうかね部長を背中から下ろして、再出発だ。
道中、ふぐみ(かわいいOL)が「でも、長田課長がヤマト好きだったら、がっかりだなあ」と言い出す。
わしは、「え、なんで」とさりげなく、しかし、内心心臓ばくばくしながら問い返す。
「わたしね、ヤマトは好きだけど、ヤマトが好きな人って『苦手』なんです。『変な人』多いし」
ぐさり(泣)
「あはは、そうか。実は、これは、呑みに行ったとき、座興で入ったゲーセンでなんとなくGETしたもんで、別にヤマトが好きというわけではないんや。あはははは」
・・・お、沖田艦長、ごめんなさい!!しかし、健全な男子ならヤマトより「女」をとりますよね!?許してください、艦長!!
しかし、乙女心は複雑だ。っていうか、これは乙女心なんだろうか?
べムラ−ゼふぐえがちらとわしを見る。
べ「わたしは、アニメ好きでもオッケーだけどな(ういんく)」
亀 「(^^;」
わしは、そのとき、ふぐえのスカートがミニであることに気付いた(汗)
「こ、こいつ、ま、まさか」
わしは、アニメの古代くん同様、汗びっしょりになった。