「そんでもって、ここを曲がるんだよ」
そうかね部長が笑顔でわしらを導く。
「いよいよですか!」
わしは愛想一杯の表情で、部長に語りかけた。
部長は「いやいや、あははは」と上機嫌だ。
わしらはいそいそと、夜の街を行く。