「おらおらおら〜」

 壊れた戸を押しのけて入ってきた警察・・・。3人ほど居る。

 それは、警察というより、警察と普段お付き合いのある皆さんだった(汗)

 どうやら、この界隈を裏から押えているらしい。わしは、なんとなく分かった。

 ふぐトリオが後ろでガタガタ震えている。

 ウインダムもだ。かくいうわしだって、さっきとは別の意味でおしっこちびりそうな状況だった。そして、そうかね部長は、まだ、酔いが醒めないのか、わしの背中につかまりながら、頭を振ったりしている。

 「あのな、にいちゃん。食べた分ははろうてもらわんと、わしら『庶民』はやってかれへんねや」

 「警察」はすごんできた。ユキは微笑する。

 とにかく・・・と、わしは思った。まずは、ふぐトリオ3名を解放し、被害を最小限に留めねば。わしは、ウインダムに「お前らは先にでとけ」と云った。うなづいて、OL3人ぐみを促すウインダム。しかし、彼らが出口へ向かおうとすると、連中は、遮ってこう云った。

 「逃がすかいな」

 「金は払うから」とわし。

 しかし、連中は、冷たく笑うだけだった。

 連中のひとりが、ふぐみ(忘れてると思うので注釈するが一番かわいい娘)に近づいてくる。

 「へへへ、ねーちゃん、ねーちゃん」